枕詞になっている「平成最後」と「令和最初」を使ってみました。27日午後、2日間の快晴の予報を期待して「平成最後」の撮影に出ました。ところが、三国峠は雪、河口湖でようやく晴れてきました。今回の撮影目的は深山の桜でしたが、残念ながら桜は終わっていました。次に期待したシャクナゲはまだ開花前で、お寺のフジは終わっていました。さらに、土肥まで足を延ばしましたが、富士は隠れてしまいました。先日の天皇の退位の言葉の中に「平成は戦争のない」時代であったとありました。確かに、明治は日清日露戦争、大正は第一次世界大戦でシベリア出兵、昭和は第二次世界大戦。平成は直接参戦することはなかったけれど、法律を改正し戦争ができる国にした時代でした。さらに憲法も変えようとしています。実際に、航空母艦を造り、先日は1機100億円以上するステルス戦闘機が墜落しました。天皇の言葉の中に、平和を期待する気持ちが裏切られた思いはなかったのでしょうか。平成から始まった私の富士山撮影は、「平成最後」の撮影は600キロ走り回りましたが、予報に裏切られて成果は何もありませんでした。令和に期待する若者が多いとききます。次回は「令和最初」の撮影になります。どんな撮影になるのか、またどんな波乱万丈の時代になるのでしょうか。どうぞ良い時代になりますように。
4月27日 本栖湖 季節はずれの突然の雪で裾野が真っ白になりました。
4月27日 本栖湖 季節はずれの突然の雪で裾野が真っ白になりました。
29日 吉原 雲海は少し出ましたが焼けはありませんでした。
富士川河川敷 ここのフジは盛りでした。
中里 この 田1枚だけレンゲが残っていて、後は田植えが始まっていました。
井田 ツツジは満開でした。
土肥 この後富士山は雲に隠れて、晴れの予報の29日は雨になりました。
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by minorufuji2089
| 2019-04-29 17:05
| 最新富士山撮影
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「今年からコンテストに応募するのをやめた」河口湖で久しぶりにお会いしたKさんに、河口湖の写真展に入賞したことのお祝いを言った時でした。作品の良し悪しを批判しあうことがいやになったというのです。Kさんはどのコンテストでも毎回入賞していて、その作品を感心して見せていただいていたものです。またフィルムにこだわり、独自で撮影場所を探し、ストイックにまで写真の表現を追究している方でした。河口湖方面の桜の開花と晴天の予報に、15日撮影に出ました。最初の立石ダイヤは見えなかった富士山が直前に出て、5年ぶりに撮影できました。そのまま松田山と須山のオオシマザクラを、月齢12の月照で撮ることができました。河口湖へ移動すると、満開の桜でした。しかし午後から霞がかかり、忠霊塔の月照での撮影は、富士山がかすんでしまいました。終わりに訪れた権現山沈む月の撮影も、見えなかった富士山が直前に出て、撮ることができました。途中で訪れた忍野村の写真展は、バブル期の以前は賞金が100万円という驚きのコンテストで、富士山写真コンテストのはしりでもありました。今は普通のコンテストになり、昨年から大山行男氏が審査員になったことでこれまた話題になりました。大山氏は我々にとって、神様的雲の上の存在であり、大山氏が居たことだけで話題になるほどです。大山氏の挨拶文で、応募での大切なことは「プリントの良し悪し(中略)不自然なまでのカラー調整になっていないか」であると述べていました。今年の、グランプリになった月夜の雲の写真を見ると、感度を上げたのでざらざらに画面が荒れていて、下に何本も不自然な傷があるのが不思議です。オリオン座が中央で長く4本の光を放っているのは、クロスフィルターを使って出したのでしょう。これが氏の言う「現代富士へと近づき新たな作品」なのかもしれません。そうう言えば、「芸術とは "なんだ これは" というものである」と岡本太郎が言っていました。Kさんの応募をやめた気持ちが半分わかったようで、誰もいない会場を後にしました。ダイヤとパール、満開の桜と今回は充実した撮影ができましたが、階段や山の上り下りで疲労困憊となりました。帰路の車の中で、良い写真とは何なのかを考えて気持ちも疲れてしまいましたが、コンテストとは無縁の私は、楽しく撮影できればそれだけでいいのかもしれません。
4月15日 秋谷立石 見えなかった富士山が太陽が落ちる直前に現れました。
多重撮影
松田山のオオシマザクラ 月齢12の月照とセルフライトアップで撮りました。
月照だけの光で撮りました。
須山のオオシマザクラ 月照だけで撮りました。
朝焼け
18日権現山 沈む月齢14の月 沈む直前に富士山が現れ、なんとか撮れました。
気温が低いため、まだ花が残っていました。
4月15日 秋谷立石 見えなかった富士山が太陽が落ちる直前に現れました。
河口湖
17日富士吉田市 未明に月照とセルフライトアップで撮りましたが、富士山がかすんでいました。
松田山オオシマザクラ 満開になったオオシマザクラが撮れました。
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by minorufuji2089
| 2019-04-19 16:17
| 最新富士山撮影
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8日、曇りの予報が違い1日雨模様、おかげでどろんと黄砂で濁っていた空がスッキリとした青空の9日朝になりました。早朝の湘南134号線を身を切るような冷たい風に打たれながらバイクで松田山へ向かいました。松田山にはまだあまり知られていない秘密の花園があります。人気の撮影場所と違って訪れる人が少ないので、邪魔されることなくゆっくり撮影に集中できます。難点は富士山から離れていることで、晴れていてもすっきりした富士山が撮れないことです。ポイントに着くと、今朝はすっきりとした富士山と満開の花々が迎えてくれました。黄色のレンギョウとトサミズキ、白のユキヤナギ、ピンクと白の花桃、ソメイヨシノにオオシマザクラにヤマザクラ、こんな素晴らしい撮影ポイントがほかにあるでしょうか。残念なことは、放置されているため荒れていることです。せっかくの花木が根元から倒れていたり、枝が折れていたりしているので、撮りにくいことです。松田市がもっと手入れをしてくれるといいのですが、そうなると自由に撮れなくなるのかもしれませんが。今年も撮ることができた花々の写真をご覧ください。
4月9日 松田山
メインはこのオオシマザクラの老木です。今年もしっかり咲いてくれました。
葉山 仙元山 ダイヤモンド富士でしたが、 残念ながら太陽は現れませんでした。この場所は私一人でしたが、海岸は30人ほどいたそうです。
4月9日 松田山
帰路、江ノ電を撮っている方を多く見かけます。富士山がきれいに見えていたので、私も真似して撮ってみました。
葉山 仙元山 ダイヤモンド富士でしたが、 残念ながら太陽は現れませんでした。この場所は私一人でしたが、海岸は30人ほどいたそうです。
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by minorufuji2089
| 2019-04-10 09:42
| 最新富士山撮影
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「令和」を聞いたとき、「冷たい」と「命令」をイメージしました。元号は所詮記号であり、日々の生活で文字の意味するものをイメージなどすることはほとんどないでしょう。しかも、元号は今やほとんど使われなくなり、西暦だけになってきています。元号が発表された1日の夜、昭和は遠くなった想いを胸に撮影に出ました。深夜の246号線御殿場は、みぞれ混じりの冷たい雨になりました。朝霧道の駅に着いたときは、ススキの原が白くなっていて、寒さに震えあがりました。昨日までの春の陽気が一気に冬に戻ったようで、道路脇の表示板が「-7℃」には驚きました。しかしこの寒気が幸いして、連日ピー缶の青空で、大満足の撮影ができました。静岡の早咲きソメイヨシノの撮影ポイントは、どこも美しく咲き競っていました。次々と走り回り、こんなに満足して桜を撮影した記憶がないほどです。さらに、念願であった奇祭「大瀬祭り」も撮影できました。おかげで、朝霧、北杜市、柚野、芝川、伊豆の国市と巡り、600kmも走行してしまいました。帰路のカーラジオから、国会で「忖度」が追及されていました。副大臣の「私が忖度した」というのは、まさに犯行声明に等しい発言です。首相は懸命にかばっていましたが、罷免を要求する声が上がったのは、まだ自民党にも良心を持った議員が居るのでしょう。安倍自民党独裁体制での「冷たい」「命令」で、多くの議員が委縮し「忖度」しか考えなくなっていると思っていましたが。このまま安倍政権が続けば、国民にも「冷たい」「命令」が及んでこないか、新しい元号の始まりが国民の不幸の始まりにならなければよいがと考えるのは、私だけでしょうか。
4月2日 朝霧道の駅付近 月齢26,4の月 鋭く尖った月を剣が峰に載せることができました。
4月2日 朝霧道の駅付近 月齢26,4の月 鋭く尖った月を剣が峰に載せることができました。
韮崎市 スモモの白い花は満開でしたが、ピンクのモモの花はまだこれからでした。
3日 柚野 興徳寺 日の出の光が差すと、桜が目覚めるように輝きました。
大石寺
稲瀬川
さった峠
岩本山
田子の浦
4日 大瀬崎 大瀬祭り
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by minorufuji2089
| 2019-04-06 10:47
| 最新富士山撮影
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春になりました。春は「張る」で、新芽や花芽が膨らみ、はじけます。晴の予報に24日撮影に出ました。早咲きのカワズザクラは終わり、静岡のソメイヨシノはまだ咲き始めたばかりでしたが、エドヒガンの枝垂桜は満開でした。どこを走っても花、花、花で、花満開の季節になりました。これからしばらくの間、天気を見ながら咲き具合を予想して、どこへ行こうかと想いが膨らみ、今が一番楽しい時期です。27日帰宅すると、東京のソメイヨシノが満開になり、来年度国家予算が成立しました。なんと初の100兆円越えだそうです。国家予算がこんなに膨らんでいいのでしょうか。それだけ多く借金が次の世代へ残されるからです。いつかはじけてしまわないかと、心配でなりません。花を追いかけて浮かれていては、いけないのかもしれません。
3月24日 権現山下 多重撮影 2台で露出を変えて撮り、上は花粉光環が入るように撮りました。25日山頂に行きましたが、ダメでした。
26日 柚野 花桃 午後になってやっと雲が少し取れました。
27日 柚野 豆桜 夜明け前から晴れましたが、霞がかかってきました。
ミツマタ
3月24日 権現山下 多重撮影 2台で露出を変えて撮り、上は花粉光環が入るように撮りました。25日山頂に行きましたが、ダメでした。
千光寺 時刻が早いのと、今年は花付きが悪いようで、ボリュウムに欠けてます。
オカメザクラ
大渕 豆桜
富士宮市 先照寺
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by minorufuji2089
| 2019-03-28 10:09
| 最新富士山撮影
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